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お言葉17 教区便り

日々のお言葉17が教区便りに載っていましたです。

日々のお言葉17 「濁っている根本を清めて来なければ、自分は澄んできません」

教区便りの説明
激動の1年が終わり、世界は対立から協調へと向かおうとしながら、新しい秩序を模索しようとしている。
そんな時代にあって、大切なことは、平和を願う人、1人1人がまず平和は心を作っておくことだ。
戦争も環境破壊も人の心で生み出されてきたものだから。
根本を清めてこない限り、澄んだものを手にすることはできない。
新しい秩序作りに最も大切なものは心であるとの認識に立ち、今年も世界平和の祈りをご本尊さまに捧げよう。

お言葉17 茨木教区便りにリンクしています。




私見 修正

1 世界平和の祈りで、自分が澄んでくることにつながるのでしょうか。

分かりませんね。何が激動の時代の1年だったのでしょう。
昨年、世界で対立があったのでしょうか。
いつのころに作成したか分かりませんが、平成22年にマッチした説明に変更すべきではないでしょうか。
教えてもらいたですね。世界平和を願うことが、自分が澄んでくることになるのでしょうか。

お宗祖さまの御教えである日々のお言葉は、世界平和などを目的としたお言葉ではなく、1日1日信者が幸せになるための道しるべとしての言葉なのではないでしょうか。
お言葉29『寒中に滝を打つだけが行ではありません。日常の暮らしの中に行があります。』
は御教えが信者の日々の暮らしに密着した教えであることを示していると思います。

お宗祖さまの日々のお言葉がどういう観点で、誰に対して述べられたものであるかという基本的視点というか言葉に対する見本的態度ができておらず、ただ説明を書けばよいといった自分勝手な視点で見つめた説明ですね。

2 濁っている根本を…………

お言葉17に似たような教えは水の章19講にあります。
水の章50 上が清まれば、下も清まるなり。
水の章51 己を清めんとて、手もとの石を置きても、上の流れ汚れおれば、汚れはまた己に流れ来るなり
です。
これは幸せも不幸も上(=相手、先祖、自らの悪行(業)の因縁)から来るものですから、上をきれいにしましょう。清らかにしましょうという教えです。
上が幸せになれば下の自分も幸せになる。
先ず自分より他人を先に幸せにすると、あなたに幸せが流れてきますという教えです。
世界の平和がどうのこうの、世界平和を祈ろう等という話はありません。
最後にはマザーテレサ―の施設でのボランティア―活動が書かれてあります。

水の章19講NO1 水の章19講NO2をご覧ください。

「根本を清めて来なければ」という言葉の中には、願いや祈りといった口先のことを実行しなさいとは言われたのではないと思います。
それは、上のための善根功徳行であり。
ご先祖様の供養という行動をしなさいということが隠れているのです。

端的な例がご先祖様の悪業により今の不幸がある。苦しみがある。貧乏がある。いじめがある。差別がある。
という場合が濁っている自分なのです。

自分が濁る苦しむということは相手もあるでしょう。
お宗祖さまのご母堂すえ様に「死んだ気になって善根を積め」という拝み屋さん土井たつ女様( お宗祖さま物語(3))のお告げを実行され、おばあさん・夫からも優しくしてもらい、そして幸せな老後を過ごされました。

その外に、人間が苦しむの因果応報の結果であり、苦しむ原因となったご先祖様の悪業がある。
※ ここでご先祖様の悪業というのは、私は自分が過去世で冒した悪業であり、因果応報の報いを受けいるだけで、他人の悪業ではないと考えています。
しかし、過去世で同じような因縁を持ち同じような悪業を積み魂が重なっている場合もあるかも知れません。
私にはその辺は分かりません。
なんでも、悪いのは自分と考えることにしています。

悪業を行った先祖様はあの世で苦しんでいるのでご先祖様の供養をしっかりしなさいというお宗祖さまの教えがあります。

しっかりお供えをしてお経をあげる先祖供養をして、ご先祖の霊を慰める。
そして自らは、苦しむ濁った原因となった悪因縁を超える徳を得るために善根功徳行をする。
※ 原因となった悪業がどれだけか、どんなものかはお宗祖さま以外は分かりません。
ところで、ご母堂すえ様に、土井たつ女様は原因を教えられたでしょうか?
善根功徳を積むことのみを教えられました。
私達は、このお言葉に従って、先祖を供養する。善根功徳を積むだけでいいのではないでしょうか。
私には、濁っている根本とはご先祖様或いは自らの悪業であると考えます。
苦しまない、清めらかな自分になるためには、私達の身近で根本であるご先祖様の濁りを清めることにより、私達は澄んだ、汚れから解放された幸せな生活ができるのではないでしょうか。

先祖に関するお宗祖さまのお諭しを参考にしてください。
如意寺田口講師の弁天宗は命の源に経ち帰って信者を救うというお話を探したのですが見つかりませんでした。