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お運び講師のお運びの開設、その意義等

お運び講師が話されたお運びの開設と、その意義 
19年宗祖伝19講法話から転記

※ お運びのカテゴリーを設けましたので記事を転記します。
(項目)
お運び
1) お運びの開設
2) お運びの意義
3) 弁天さんのお力と自分の行
4) 心を低くするために奉仕をするのです。心作りの行です。
5) 終席式でのお叱り






4 お運び
1) お運びの開設

悲しいことですがね。研修科とは心の曲がった者が行くところと言う誤解が生まれ、お宗祖様はこれはいけないと思われ、一般の方にも教えを広めようと考えられ、教学普及を徹底するために昭和31年から一般信者を対象とした研修別科という名称でお運びが始まりました。
大和本部(如意寺)では昭和31年1月12日から、大阪本部は昭和32年10月26日に落慶しました桔梗殿で始めています。
東京本部では昭和38年7月から始まりました。これは地方お運びの一環として始まったのです。

2) お運びの意義

お運び意義ですが、信者訓戒のお言葉にあります「しっかり足運び、これが因縁を解く第一歩です」の通りです。
しっかり足運びをしてお話を聞いていただきたいのです。
「しっかり」の中には足を運ぶということと、弁天宗では身と心と言葉が3つが整えるときに「しっかり」という言葉を使いますね。
全身全霊で足を運びなさいとおっしゃっているのですね。誰にも因縁があります。
本人の心が悟らないと因縁は解けませんとお宗祖様もおっしゃっていますね。
私もお運びを受けさせてもらいました。よく話しますので聞いておられる方もおられると思いますが、私の最初のころはひどかったのです。
一番後ろで足を投げ出して腕組みをし、1時間目が終わると前の食堂にうどんを食べに行ってました。不良信者ですね。
その頃お運びカードに丸を書いて「ち」と書いてあるのです。
これは何ですかと聞くと遅刻の「ち」と教えていただきました。丸を書いて「ち」が3つになるとお運び1日分が取り消されるのです。
だんだんお運びを受ける内にお話を聞くのが好きになりました。
それがご本尊様のお力だと思います。中席になりますと左から2列目の前から2番目の席が私の指定席でした。
理由は字がよく見えることと、先生の声が良く聞こえるからです。
よく遅刻し、腕を組み足を投げでしていた人間が、今では教壇に立っているのですね。
これが辯天さんのお力だと私は思っています。

3) 弁天さんのお力と自分の行

横を向いているうちはダメですが、一旦ご本尊様に顔を向けましとこっちに来いこっちに来いとどんどんひっぱてくださいますね。
ほんとうに有り難い神様です。そんな態度であれば知らんとほったらかしにされないのですね。どんな小さな細いご縁の紐でもご本尊様は握ってくださっているのですね。
握ったその小さな細い紐を切れない立派なロープに育てるのは我々の責任なんですね。
お運びの意義は、霊地への足を運びを続けることですね。
お運びは、学校ではないのです。サークルでもありません。善意協会でもない。
この講義を終わると試験をするところではありませんね。
何故かというと自分が行をするところなのですね。
自分が行をして因縁を一つずつ消滅させて行くのがお運びの場なのですね。
自分で悟って週に1回でも霊地に来て、お詣りをする。奉仕をされるとよいのですね。
お運びを受講すると月に2回は必ず足を運びます。
お宗祖様は色んな信仰の宝物を残されましたが、一番大事な信仰の宝物ですね。
袈裟の色が変わったからとかではないのです。
自分自身の心を変えて行かなければならないのです。
自分中心の自己虫の心から他に尽くす心、低い心になるためなのですね。

4) 心を低くするために奉仕をするのです。心作りの行です。

ビデオのまことの心でOさんが弁天さんに幾らお礼をしょうかなと考えながらお宗祖様の前に行くとお宗祖様が、おかげがお金で買えますかと叱られ、早く御奉仕のできるようになりなさいといわれた話が出てきますね。
御奉仕するときの心は低い心になりますね。
お陰をもらいたい、奉仕姿を見られたい、してやるといった高い心でされる方もあるでしょうが、高い心では馬鹿らしくなり長続きがしません。
させていただく心でないと続かないのですね。
ですからOさんにお宗祖様は早く御奉仕できる身分になりなさいとおっしゃった。これはお金を使えるお金があるといった経済的意味ではなく、低い心のさせていただく心、喜んで奉仕する心に早くなりなさいということであろうと私は思います。

最期のお宗祖様の残された言葉を紹介してお終りにさせていただきます。
霊地霊場に身を置いてその身を清める。
私がここに道場を開いたのは因縁解きの行場を作ったのです。
行場での修行の方法として、研修科やお運びの制度を作られたのですね。
色々な信仰の宝物を残されましたが、1番は霊地の足を運び、自分の因縁を自分で解きなさいと言っておられるのですね。

5) 終席式でのお叱り

お宗祖様の前で終席式が行われ代表の方が有り難うございましたこれからは弁天宗のためにしっかり働かせていただきますといったところ、お宗祖様は、何をいっているの、弁天宗のために働くのではないのですよ。
あなたは自分の因縁を解くためにこれからも行をするのですよとお叱りになったという話があります。
これもお宗祖様のすべて信者のため、信者を救うためという根本信念からでたお叱りでしょうね。