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三礼の意味

三礼の意味(昭和33年6月17日発刊妙音45号1面から転記)

弁天宗の三礼について と比較して下さい。昭和33年に宗で先輩が検討されて書かれた記事です。

現在のお運びテキスト等では、この記事の後礼が完全に無視されています。

私達の毎朝毎夕の礼拝の時、ある種々の祭典に際し、ご神前に着座したならば、必ず三礼をしなければならない。又、神前をさる前には必ず三礼をする。
実はこの三礼の意味はこうであると規定されているにもかかわらず、人によってその解釈が異なっている場合がある。誤ったまま伝えられたならば、大変なことになると思うので、この紙上を借りて、三礼の意味を簡単に申し上げようと思う。




※ 宗の三礼についての記事 三礼についてもご覧下さい。

1 前礼

ご神前に着座し礼拝を始める前に行う三礼

(1)懺悔礼

先ず最初の礼は懺悔礼といわれる。ご神前に着座して今日1日の我々の罪をご本尊に懺悔するものである。心の罪、身体の侵せる罪ことごとく洗い清めるのである。反省をするということである。こういう意味を持って最初の礼をしなければならない。

(2)感謝礼

第2番目は感謝の礼である。我々がご本尊により生かされているということ、又、我々が頂いている数々のおかげに対して心からお礼を申し上げるのである。

(3)祈願礼

第3番は、祈願のための礼である。ご本尊の御心に副える水の心を持った私であることを乞い願い、しかる後に私達の願い事を願うのである。即ち私達の願いの成就を祈願するのが第3の礼である。

2 後礼

礼拝を終えご神前を立つ前に行う礼

(1)本尊礼

本尊辯才天女尊様に重ねて心からの感謝の礼をする礼である。

(2)宗祖礼

毎日毎日休む間もなく我々衆生の悩みをお救い下さるご宗祖さまお礼をいたすわけである。更にそのみ教えに深く感謝するのである

(3)謝恩礼

第3には救われのご縁を結んで頂いている辯天宗管長公並びにご母堂大森家一家に対し深く感謝の礼を捧げ、尚社会の恩、家族の恩に感謝するのである。

以上が本部で規定されている三礼の意味である。唯3回礼をするのだという事でなく以上のような意味を持った三礼でなくてはならない。(S)