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如意寺参拝の仕方と私見

如意寺での礼拝の仕方と私見

未信者の方のお寺の礼拝の作法についての平成18年2月15日の妙音新聞の記事から転記したものです。
新聞に記事を紹介し、私見を述べます。




1 礼拝の仕方、作法

⑴ 入門の1礼

門内でご本尊さまの方に向かい両手を合わせ1礼をします。

⑵ 浄水場

① 右利きの方は柄杓を右手で取り(左利きの方は逆で結構です)水をすくって左手にかけ、左手を洗います。
② 次におなじ左手の平を丸めて水と受け、口をすすぎます。
③こんどは左手に柄杓を持ち替えて、水を右手に流し、右手を洗います。 

⑶ 本堂前での、ご本尊様へのお詣り作法

① ロウソク線香置き場で、献灯献香料(は気持ちでよい)を投入口にいれてお灯明とお線香(各3本1組)を取ります。
② ロウソク立てでロウソクに点灯し、ロウソクの火で(ロウソクを使わなくとも構いません。)線香に火を付け、線香立てに線香をたてます。
③銭(お金)を賽銭箱の上から流し入れます。
④ 鰐口(わにぐち=鐘・鈴の事)を3回、綱をゆらして鳴らします。
⑤ 手を合わせ3礼をしてから、辯才天様のご真言「オンソラソバテイエイソワカ」を7回唱えます。
そして3礼をします。

2 宗祖殿の作法
作法は前項に同じで結構です。
ここではご真言ではなくご宝号の「南無智辯尊女」を7回唱えます。
(ご宝号とは、えらい方の戒名の別称です)

2 私見

① 入門の1礼について

1礼の解説はありませんが、門内での一礼は、お詣りに来ました。お世話になります。入門します。出門します。有り難うございますとご本尊様への会釈だと思います。
(^_^;)
簡単に両手を合わせず頭のみさげる方もいます。
裏門からの入門も同じです。
この説明は、未信者の方向けでご本尊様だけですが、信者は、宗祖殿のお宗祖様の前を通るときも、同じようにお宗祖様に1礼をします。
以上これは境内ですが、ご本尊様・お宗祖様の置かれた各室ではご本尊様に出入りの度に1礼をします。

② 出門の1礼
出門時の1礼の作法は欠如しています。m(_ _)m
信者さんは本堂奥のご本尊さまに1礼をして門を出ます。
裏門でも同じです。
裏門ではどうしてもと思われる方は境内で本堂が見える位置で入出の礼をされたらよいと思います。(^-^)

⑵ 浄水場の注

① 感謝祭での管長様のご指導事項である「左手で杓の部分を上げ、柄杓の柄の部分水を流し洗います」が欠如しています。(;_;)汚れているから手を洗うのであれば、汚れた手で握っていた柄を洗うことは当たり前のことですね。(~o~)
② 柄杓に口を付けて水を飲むことや浄水場の水溜にお金やものを入れることは禁止事項です。しかし、ある信者が柄杓に口を付け水を含んで口をゆすいだのには恐れ入りました。
一部ですが本当ですよ。(;_;)
③ 柄杓についた滴を払うことも必要ではないでしょうか。

⑶ 本堂前での、ご本尊様へのお詣り作法の注

① 他所のお宅のロウソク線香は別ですが、お願いが複数あっても、又お願いする家族が複数あっても、ロウソクと線香(3本1組)各1つでよいと、お運びでM講師が話されています。!(^^)!
②ロウソクの点灯では、他人のロウソクの灯から自分のロウソクに灯をつけると他人の因縁をもらうという迷信を話す信者がいますが、(T_T)宗本部からのその様な指導はありません。
私は、辯才さんの境内で、また神様にささげる灯明には真心のみで因縁なんかないと思っていますので、他のロウソクから灯をもらいます。!(^^)!
③ 線香の煙を頭や身体に振りかける方がいますが、宗本部からその様なことをしなさいという指導はありません。m(_ _)m
④ 賽銭箱にお賽銭を投げ入れる方がいますが、(>_<)神社の参拝作法の本にも、投げ入れるという行為は、ご本尊様に投げた供物を拾えといっていることになるので失礼に当たる。
お賽銭は、感謝のささげものですから投げ入れてはいけませんとあります。
⑤ 鰐口鈴の鳴らす回数はそのお寺で決めた作法です。
感謝祭で全員がお勤めをしているのに、鰐口を大きな音でならす失礼な方もいます。(;_;)
このため辯天宗の大きな行事では紐を釣り上げ鳴らすことができないようしています。
⑥ 最初の3礼
お運びのテキストではⅰ懺悔、ⅱ感謝、ⅲ祈りとありますが、
ⅰご本尊様、私の罪をお許しください 
ⅱご本尊様、お詣りをさせていただき有り難うございます、
ⅲご本尊様への心願成就、試験に合格しますようにといった祈り(願い事)になります。
⑦ 終わりの3礼
お運びのテキストではⅰご本尊様にお礼、ⅱ宗祖様にお礼、ⅲ四恩に対するお礼とあります。(-_-;) 

ところが、『昭和昭和33年6月17日発刊妙音45号1面で説明する終わりの3礼は本尊礼、宗祖礼そして謝恩礼となっており、第3の謝恩礼は救われのご縁を結んで頂いている弁天宗管長公並びにご母堂大森家一家に対し深く感謝の礼を捧げ、尚社会の恩、家族の恩に感謝するのである』となっています。
又、お運びのM講師も両親ご先祖様、先輩友人等一切の衆生、そして天地自然のめぐみの3恩でよいと解説されています。(^_^)v
更に宗の機関紙である妙音新聞紙上で『3礼は本尊礼、宗祖礼そして謝恩礼』と礼の名称まで発表してありますのに、その名称を使用しないというより過去の文献を調べず、我を通しているのではないでしょうかネ。3恩を4恩になっています誰かがすり替えたのでしょうか。(;_;)