故梅木先生回想録98

故梅木先生回想録98

御所教会の機関紙「幸真」昭和21年9月1日号から頂きました。

お宗祖様のお話では、故梅木先生は弁天さまがお前に2人の弟子を与えてやると言われ、与えられたお弟子さんの1人です。

故梅木先生回想録97からの続きです。
最初の記事回想録80に戻ります。

信者でありながら、何故講に入らないのだろうか、私は不思議に思った。
色々原因を調べてみると、ご利益はいただきたいが、信者として拘束されたくない。
即ち、負担を免れたい……、という考えだった。
講に入らなくてもご神示は受けられるのだから、講に入って色々な義務を負わされるのを免れたい。
これが本心のだったようだ。
無理もない事で、仕方がないから自分の手で導きをしようと思った。
それから10人ほどの人を導いて22名に達したので、なお不足分は親戚の名を連ねて30名の名簿を作り、南葛支部設置の書類を十輪寺弁天講本部へ提出した。
所が半月たっても、1ヵ月経っても承認されなかった。
尊女があれほど勧めてくださったのに、何故設立が承認されないのだろう。
これなら設立に奔走するのではなかった。
イライラした気持も手伝って尊女にお目にかかった。
「講を作るのに奔走してくださったそうで、書類が出ていると聞いていますが、ちょっと横槍が入って院主(いんげ=住職智祥様)さんも困っていられます。
詳しい事は院主さんに聞いてください」
尊女のお言葉で院主さんにお目にかかった。
「実はある人から南葛支部の承認を待ってくれと言ってきた。
あんたは高田弁天講に入っていたそうですね。
その講元から無断で独立するのはけしからんと世話人をしている人から言ってきたのです。
この人は弁天様の世話人でよく世話をしてくださる人なのでこの人の言うことを聞かなければおさまりがつきません。
それで承認を止めていたのです。
本当に困ったことです」
ご院主さんは気の毒そうな顔をされた。
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by nohara4241 | 2009-12-12 10:04 | 講師の回想