故梅木先生回想録95a

故梅木先生回想録95a

御所教会の機関紙「幸真」昭和21年5月1日号から頂きました。
(実は、収録教区便りの回想録番号がダブっていますので修正していましたが、私が混乱しました。
私も枝番号を付けてダブらせることにしました。回想録番号を95aと95bにして投稿します。)

お宗祖様のお話では、故梅木先生は弁天さまがお前に2人の弟子を与えてやると言われ、与えられたお弟子さんの1人です。

故梅木先生回想録94からの続きです。
回想録80に戻ります。

辯天さまにこんなに思って頂くなんて本当に果報者だと思った。
信者一番の特を受ける?
本当にそうなるのだろうか、いや、それは分からない。
尊女は私を勇気づけ、元気つけてくださったのだ。
でも辯天さまが嘘や、お追しょうをおっしゃることはない。
本当にそうなるのかもしれない。
でもこれから、それだけの徳を積んでの上のことだ。
徳もないのに、そのお言葉だけを鵜呑みにし、あてにしてはならないのだ。
お言葉だけでも有り難いことだ。
その時、井戸水の中の蛇のお話を申し上げてお尋ねした。
「これは宇賀神将さんです。宇賀神将さんは辯天さまと一体の方です。
だから、辯天さまが宇賀神将のお姿になって『助けてやるぞ』とお知らせになったのです。
あなたの一筋に縋る心が不憫で、お知らせになったのです」
1人の角帽をきた小太りの大学生が玄関で靴を履いていた。この大学生に駆け寄った婦人は一生懸命訴えていた。
やがて大学生は靴を脱いで再び玄関の奥へ入った。
まもなく出てきた大学生はご神示を受ける番号札を1枚持っていた。
例の婦人に渡すと軽く会釈をして表門の方へ出ていった。
先ほどまで泣き顔になって訴えていたご婦人は、ケロリとしてみんなの顔を見て笑っていた。
「私の子供と、ここのボンとは友達だからいつでも札は貰える」と付近の人々に聞こえよがしに話をしていた。
「うむ、うまくやったな」
羨ましそうに言っている人もあった。
これはみんなの気持ちだろう。
「あれが辯天さまのボンだったのね。お母さまに似てふくよかに肥っていられますね」
妻も頼もしそうに、この福相の辯天さまの坊を、見送っていた。
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by nohara4241 | 2009-06-18 11:21 | 講師の回想