故梅木先生回想録83

故梅木先生回想録83

御所教会の機関紙幸真昭和20年5月1日号から頂きました。
故梅木弁雄様回想録 83
回想録回想82からの続きです。
回想録80に戻ります。

もし弁天さまにご縁をえなかったら、どんな不幸な道に落ちたであろうと考えると、空恐ろしい想いがした。
こうして、妻と二人の日参が1ヵ月続いた。
ある日、父兄会で学校に行くと「この頃はすっかり変わりました。
筆入れを見ると目新しいものが入っていません。
鉛筆もチビの鉛筆を使っていました。
あんまり変わり方が激しいので、家庭で厳しくお叱りになったのではないかと心配していまます」
受け持ち教師からこんな事を聞いた。
「いや叱るほどのことはしていませんが、注意だけはしておきました。
いろいろと心配をかけて恐縮です」
と挨拶しておいた。
家で妻にこの話をした。
「まあ良かった。弁天さまのお諭しの通り、親に因縁だったのですね。
親の心1つで子供が犠牲になるなんて、本当に可哀想なことです。
本当に有り難うございました。
弁天さま」妻は祭壇に灯明を上げ、お礼を申し上げた。
私も後に続いてお礼をした。
「これからは子供のために正しく神の道を歩んで行きましょう」
妻は私を戒め励ました。

(お言葉69:しっかり祈りなさい。成就しないことはないはず)

全くお言葉の通りだった。そして私は自戒して、懺悔させて頂いたが、いつも妻に主導権を持たれていた。
そのお陰で助けて頂くことができたのだ。

(お言葉57:救われたいとのひたすらな心、その心だけがあなたを救うのです)

こうして子供を救って頂いた。私は妻を書きすぎた。
妻を誇張し、宣伝し聖像化するおめでたい男と笑う向きがあるかも知れない。
尊女はご生前、私が心おごった時
「先生、あなたが偉い先生になったのは、あなたの力ではない。
私と奥さんがあなたを育ててきたんですよ。
だから自分の力だとうぬぼれてはいけませんよ」

回想録回想84へ続きます。
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by nohara4241 | 2008-07-12 22:15 | 講師の回想