人気ブログランキング | 話題のタグを見る

18年10月五條市大和本部秋季大祭管長法話

18年10月奈良県五條市如意寺秋季大祭管長法話
(編集項目:ブログ者記)
1 ご分身をお祀りしましょう。
2 切れる子供たち
3 家族信仰できる方とそうできない方
4 ご本尊様のご誓願
5 先祖供養の方法
6 家族を見守りお守りくださるご分身




1 ご分身をお祀りしましょう。

信仰の中心はご分身をお祀りしようではないかということです。
信者さんにはもっともっとご分身のを祭りして頂きたい。
これがひいては家族信仰の基礎になるであろうと思っています。
家族が1つの信仰で結ばれることは大変尊いことでございます。
あるお母さんが私の前においでになり、私の息子が他所の宗教に入り帰ってこないのです。
家の中は無茶苦茶で仏壇も拝んでくれません。
困ったことでございますといって相談に来られましたが、本当にあんたが悪いんや。
小さい頃からしっかり家族信仰を教えて、ご分身をお祀りして家族全員でご分身にお参りすることをやってこられなかったでしょといいますとその通りです答えられました。
ご本尊様への朝夕の礼拝は大変大事なことですよ。

2 切れる子供たち

今何かすると殺してしまう。生命を尊ばない。
これは信仰心の欠如から来ると思います。
特に子供が親を殺すことがございます。
親がにくくて仕方がない。
親にがっちり躾を受けることが腹が立つ、我慢できなくて親の生命を奪ってしまうという無茶なことをする子供が沢山いるわけです。
これは教育の問題もあると思います。
政府は気づいて教育改革をやろうとする新しい政府です。
今までは権利ばかり教えてもらって、義務を教えて貰ってない子供が沢山いるのではないかという話もあります。
これを改めようとしています。
権利と義務は裏表です。
権利だけでなりたっていないことが判らず、義務を果たさない。
学校でこれが教えられてないのは困ったものです。
だからこれを私たちは家庭でしっかり教えて行かなければなりません。
ご先祖と自分とのつながりをしっかり判ってもらうようにしなければならないと思います。
そうすることによって人殺しをするような子供ができないのではないかと私は思います。
ご分身の前で毎日信仰の話をお父さんお母さんやお婆ちゃんお爺ちゃんが子供に孫にする家族信仰をしますとおかしな子供は決してできないと思います。
ご分身を必ずお家にお祀りするようにお迎えして頂きたいです。
守り本尊のご分身を家にお迎えして、ご本尊様と一緒に生活をさせて頂く、これが一番大事なことではないかと思います。

3 家族信仰できる方とそうできない方

子供に家で、ご分身お給仕をさせているご家庭があります。
いいことだと思います。
学校に行く前にご分身にお水をお供えして、合掌しから学校に行く習慣を付けているご家庭があります。
そういうことをやって頂くと、決して子供は、他所に行かないと思います。
変な子供にならないと思いますので、支部長さんに申し上げているわけです。
ご分身を祀れないご家庭があります。
例えば自分お部屋で結構ですから、お宗祖さまのお御影をお迎えしていただきたいと思います。
お宗祖さまと一緒に生活をしていただくことから始めていただいても良いのではないかと思います。
お宗祖さまに向かって悩みや相談を色々お話しをしますときっと聞きくださるはずでございます。
支部長さんにお聞きしてどうぞ全員がいただくようにお願い申し上げます。
支部長さんのおっしゃることをしっかり守っていただき、本当の信者さんになっていただきたいと思います。

4 ご本尊様のご誓願

ご本尊様は誓願をお持ちでございます。
誓願とはお願いでございます。
世の中に貧しい人がいないように、豊かに暮らせるように、心豊かであるように願ってお出ましいただき、お宗祖を通じて私たちに色んなことをお教えくださったわけです。
ご本尊様の誓願のお手伝いをさせて頂かねばならぬと思います。
ご本尊様が勝手におやりになるのではなく、信者全員が力を合わせて、ご本尊様の誓願成就に勤めなければならないと思います。みんなが幸せであるように、お導き活動をしっかり進めて行くためにも、ご分身をお祀りすることは大変大事なことであると思います。
6日決心信者さんのお葬式があり参加させて頂きました。
弁天宗に宗旨をお換えになった方です。
100歳になられた方です。
総長が導師をしてご遺体をお送り申し上げましたが、ご家族はもちろんですがお集まりになった親戚の方々も大部分が弁天宗のお袈裟をかけられていました。
驚きました。100歳の方のお導きがよくわかりました。
ご遺族には班長さん支部長さんがおられます。
弁天宗のお葬式をやらせて頂きました。
謡の好きな方で、良く宴会で謡われました。
お宗祖さまの教えをしっかり実行された方です。
本当はご分身をお祀りする決心信者になって宗旨を代えるのが信仰でしょうが、弁天宗ではこれを強制していません。
お宗祖さまもおしゃいませんでした。換えることができる人は換えたら良いと思います。
生きている間は一生懸命弁天さんのお経を上げて死んだら別のお経を聞かなければならないので、おかしいなと思わないわけではありません。
ご分身まで行かない方はどうぞお御影から始めてください。

5 先祖供養の方法

もう1つお宗祖さまがおっしゃったことは、ご先祖のご供養です。
ご先祖のご供養をしっかりやっていただきたい。お宗祖さまのおっしゃったとおりにしなければダメなんですよ。
お塔婆を申し込んで頂き、お塔婆に本部でお経を上げて頂き、それを持って帰り1週間、朝晩お給仕をして、本当は川に流すのです。
しかし法律上、有り難いお塔婆もゴミ扱いになりますので、川に流すことができません。
仕方がないので本部にお持ち頂き、本日で一緒に処理をさせて頂くことになっています。
持って帰っても、お姑さんご主人に叱られるとか色んな家庭の事情があり持って帰えってお給仕のできない方はお預かりし本部でお給仕させてもらうことになっています。
持ち帰りと預かりがあるのではありません。
持ち帰りが本当です。
都合の悪い方は預かりますが、本当は持って帰ってご供養して頂かないとダメなんです。
1週間ですよ。
毎朝晩お茶をご飯をお供えして、お勤めをして、8日目に本部に納めて頂く、そのように実行して頂きたいと思います。
お宗祖さまはご先祖のお障りを良くおっしゃいました。
しっかりご供養しなさいといわれました。ご供養しなさいよといいますと、ご供養が判らない信者さんがいます。
どうか支部長さん聞いて頂き実行してください。
支部長さんの言われることをしっかり実行しておかげをいただいて欲しいのです。
お宗祖さまの言われたことをしっかりやらないとおかげに繋がらないのですよ。

6 家族を見守りお守りくださるご分身

ご分身をお祀りしていただくときっと明るい良い家庭になると思います。
夫婦げんか、親子げんかが多いですね。
お宗祖さまがご家庭を訪問しますと、ご分身が本山に帰りたい。
こんな家はいやだとお宗祖さまおっしゃいました。
お宗祖さまはあんた達喧嘩しているのと違うか言われています。
これは、ご分身はちゃんと家族を見ておいでになるのですね。
ご家庭を守ってくださっていることになりますね。
どうぞご分身をお祀りして家庭を守って頂き、子供たちがしっかり育つように、ご分身の前でお勤めを実行して頂くようにしてください。
本当の信者さんはそこまでして頂きたいと思います。

どうぞみんなでしっかり力を合わせて、明るい世の中、楽しい世の中、豊かな世の中をつくって行く努力をしようではありませんか。
よろしくお願いします。
家庭が良くなれば、地域が良くなります。
地域が良くなればお国が良くなります。
お国が良くなれば世界の平和に繋がって行きます。
安部首相の中国訪問があり明日は韓国の訪問ですね。
外交の成果がありますように(大護摩祈願の特別祈願で)お祈りさせて頂きます。