人気ブログランキング | 話題のタグを見る

妙音新聞53号 第5 不平不満を思うべからずNO2

昭和36年8月17日発刊妙音新聞53号 水のお諭し(19)

(編集項目:ブログ者記)
第5 不平不満を思うべからずNO2
1) きらいなもの、いやなもの、都合の悪いことをすなおに受けなさい
2) いやなことや汚れを受けて、自分の運命を切り開く

カテゴリ「法話お諭しの記事リンク集NO1」にある「お宗祖様水のお諭し記事リンク集」を利用して全記事をご覧下さい。



※ 弁天宗の教理「五行のお諭し」に関するお宗祖様の初めてのお話しです。
この水のお諭しは更に充実して現在の弁天宗の教理「水の章」となります。


1) きらいなもの、いやなもの、都合の悪いことをすなおに受けなさい

結局、不平不満は自然と流れる流れを遮る、即ちすなおに受けていないことなのです。
不平不満は自らを不幸にして行きます。
それをすなおに受ければ、うまく行くものを遮ってしまうからなのです。
遮るということは、流れを切ってしまいますから、今までどうにか流れていた少しの流れも来なくなってしまいます。こうして私達は、どうにもならなくなってしまいます。
私達は、自分の嫌いなもの、いやなもの、自分に都合の悪いこと等はどうしても避けようとします。
そして好きなもの、都合の良いことを自分方にもってこようとしますね。これは人間の本能とも言うべきもので、当たり前ともいえましょう。
しかし、世間は必ずしも、自分の好むように、都合の良いようにできていません。
ここに不平不満が出てまいります。
いやだと言って押し返しても結構です。ですけれどもそれでは流れを遮る事になり、自分を不幸にしてしまう事になります。
『汚れありとも、遮りては、流れ止まるなり。(59)』
『汚れをもうけて、流れは続くものなり。(60)』
『汚れ止むるに流れ止まれば、手元の清水もやがてはつきて、流れ涸るなり。(61)』
例えば、汚れたものが流れてきても、いやだと言って押し返したとします。そうしましたら、汚れたものは、自分のところへは来ないでしょう。
しかし、汚れたものは来ないと同時に、それと一緒に本来から流れている清い流れも来なくなってしまします。
流れがこなくなると言うことは、私達の破滅を意味します。だからたとえ汚れたものが流れてきたとしても、私達は遮らず、その流れを受けて行かねばなりません。
これは大変苦しいことに違いありません。

2) いやなことや汚れを受けて、自分の運命を切り開く

例えば、お勤めになっておられる方々で、上司の方からお仕事を与えられるとします。
このお仕事には、自分のやりたいと思っていたお仕事とどうもやりたくないお仕事とあると思います。
この時、好きなお仕事はさせて下さい。
いやなお仕事なら結構ですというような身勝手なことを言われる方はまあないと思いますけれど、いやなお仕事が与えられた時、こんなのいやだとばかり返上してごらんなさい。
その時はそれで済むかも知れませんけれど、その後からはキットその方には信用というものがなくなって「あんな身勝手な人はない。
ということになって、その人はいつまでたっても認められず下積みで、悪くするとその職場から退かなければならなくなるでございます。
これは上司から流して頂いている流れをいやなものだと遮ることによって自分の流れを涸らしてしまったのです。
これに反して、好きなお仕事でもいやなお仕事でも自分に与えられたものとして喜んで受け、一生懸命やってごらんなさい。
「あの人はどんな仕事でも不平なくやってくれるといって喜ばれ、重宝がられ、しまいには職場でなくてはならない人になります。
そのいやな仕事をする時は苦しいでしょうが、不平不満なくやりとりとげることによって自分自身、この上もない喜びにひたることができるのでございます。
『汚れをもうけて、流れは続くものなり。』と申しますようにいやなお仕事でも、不平なく不満なくやらせて頂くことによって、即ち汚れをも受けて行くことのよって、自分の運命を切り開いて行くことができるのでございます。
いやなお仕事といってそれを返上してしまうということは、結局自分を破滅に追いやる事になるのでございます。
汚れを止めようとしても、流れを止めてしまってごらんなさい。
手許に流れはこなくなって、流れは涸れてしまいます。
例えば職場で信用がなくなり、大切な職場を退かねばならなくなるのと同じことでございます。
このことを『汚れ止むるに流れ止まれば、手元の清水もやがてはつきて、流れ涸るなり』と申しあげたのでございます。
今1つの例としてお勤めのことを申しあげましたが、これは家庭にあっても、学校でも社会でも……どこでも同じことですね。
いやなことであっても不平不満はいけません。
不平不満ではなく、もっとどうしたらいやな事がなくなるかを考える事が大切であると思うのでございます。

by nohara4241 | 2008-01-28 10:55 | 水のお諭