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19年礼拝経21講法話

19年2月11日(日) 礼拝経21講 N講師の法話
(編集項目:ブログ者)
1 第1世管長様の思い出
⑴ 梅の花見
⑵ 管長様の病気
2 テキスト
3 今の時勢は末世
4 官位
5 財宝
6 智慧
7 寿命
8 除病
9 息災
10 無上
11 菩提
12 天女尊誓って曰く
13 もし世上に正しき心にて、我が名を聞かん者、我ありと知らん者、当にこの人のかたわらにあって福徳を授け守護したもうと




1 第1世管長様の思い出

⑴ 梅の花見

梅の花は、平年は3月の10日前後に満開になります。遅いときは桜と一緒になることもあります。
お話ししたと思いますが、この時期になりましたら、第1世管長大森智祥様のことを何時も思い出します。管長様が、3月の10日ぐらいだったと思います。N君、今日は温いな。いっぺん梅の花を見に連れていってくれないかといわれました。管長様は、公用ではベンツという車がありますが、私的にはベンツに乗られませんでした。管長様の車は私らが乗るような車で、確かいすずのフロリアンという名前の車でした。その車を私が運転しまして、10~13分走りますとあります穴太梅林に行きました。そこには南北朝の遺跡があるのです。今はそこへの坂道を車で上れませんが、昔は通行でき、私がゆっくり運転して坂道を登りました。車は崖つたいの道を走ります。バックミラーで見ますと管長様が下の谷を見ているのです。管長様はN君気いつけて行けよ。慌てんでもいいぞといわれました。管長さんは高いところが大嫌いな方でした。私も大切な方を載せていますので、歩くくらいの速度で運転しました。頂上には割と広いところがあり車を止めて管長様に降りていただきました。あの時の管長様のお顔と姿が私の目に焼き付いています。管長様が車から降りて、きれいやな。いい香りがするなといわれました。皆さんご存じでしょうが梅にも色んな花があるんですね。一番早く咲くの真っ赤な紅梅ですね。高いとこから下を見ましたらパッチワークのように赤い花、ピンクの花、白い花と本当にきれいな梅の花が見えました。そこには農家の方の平生の車庫が、店になっており、農家の野菜や梅干し、つるし柿、山の木の盆栽などが並べてありました。確かビニール袋を2つ持ちました。何を買ったか忘れました。

⑵ 管長様の病気

管長様は脳血栓という病気になられました。一般では中風といいますね。この病気を3回なさった。3回目をなさってからご遷化されました。1回目は障害なしに治りました。2回目では、足がちょっと不自由になられました。3回目では寝たきりになられました。3回目の病気になられたとき、私は宿泊する当番でした。1月の16日です。普通は朝から管長様が一緒にお勤めをされますが、足が不自由になったので信者様に気を使われ、ワシが出たら移動に時間がかかるから、お前先にお勤めをしてくれ。ワシは時間をちょっと遅らせてお勤めをするといわれました。私はいつもの通り本堂から宗祖殿、祖霊殿、護摩殿をお勤めをしました。私の習慣で終わると逆順にお勤めをした場所を点検し、本堂まで行きます。そうしましたら、宗祖殿でお勤めをされ出てくるところでした。その時の顔もハッキリ覚えています。顔が非常に赤く紅潮されていました。管長様は祖霊殿と護摩殿でお勤めをされ庫裡へ帰られました。事務所で寒いのでストーブにあたっていましたら庫裡からちょっと来てくれと電話があり、飛んで行きますと、管長様は庫裡に入ると手前に秘書室という小部屋があり、お勤めを終わられ、秘書の方と話をしている最中倒れたそうです。私がいったときは意識がありませんでした。動かしたらいけないのでそこに布団を敷いて寝かせました。私は、管長様はその朝はしんどかったやろう。寒かったろう。頭が痛かったろうなと思いました。私にも、日々好不調の波がありますが、今日はしんどいなと思うときは、16日の朝勤めの管長様のお姿を思い出し、しんどさや不調を乗り切ることにしています。

2 テキスト
されば、弁才天女尊これを悲しみたもうて、官位財宝智慧寿命除病息災無上菩提の福徳を求めに任せ授くるなり、
天女尊誓って曰く、もし世上に正しき心にて、我が名を聞かん者、我ありと知らん者、当にこの人のかたわらに
あって福徳を授け守護したもうと

3 今の時勢は末世

20講では、人間の分限が出てきました。お宗祖様は分限を器にたとえられました。幾ら弁天様がその方にお陰を与えたくともその方の器が無ければ与えられないのですね。また人間は自分の器以上のもの与えられると不幸になる場合が多いのですね。そして、今の時勢は末世ですね。お宗祖様が出現なされ、教えを残されましたが、親が子を殺す、子が親を殺す、兄が妹を殺す、妻が夫を殺す等の話がありますね。この様な時勢を弁天様は知っておられたのであると思います。

4 官位

これは公の地位ですね。総理大臣、知事、市長です。

5 財宝

財産ですね。土地、家、金、有価証券と色々あります。

6 智慧

私は智慧は大事であるともいますが、学校の教師がインターネットで写真を流し逮捕されましたね。教師ですから勉強ができ知恵があると思います。この方はどっかが狂っているのでしょうね。ここの智慧は、勉強がよくできる知恵をいっているのではなく、善悪を判断できる知恵、勉強ができる知恵を含んだ広い意味での智慧をいっています。私は、知能とか知恵とかは神様からいただくもので後で努力して補うものであると思っています。智慧で思い出しますのは、信者さんの子供さんが塾などに行くので少年隊の行事に来てくれない。青年隊もクラブ活動があって無理やといった話を聞きます。信者さんとお子さんやお孫さんの話しますが、信者さんの子供さんは、いい学校に行かれていますね。これはお爺ちゃんお婆ちゃんが信仰し、お父さんのお母さんが信仰し、弁天様からお子さんやお孫さんに知恵をいただかれるのではないかなと思いました。十輪寺には小さいお百度石と大きな千度石があります。小さいお百度石を寄進された奥さんのお孫さんです。ご主人は財産があり一生遊んで暮らせるご身分ですが、朝からお酒を飲み、奥さんはご苦労されたと思います。ところが、頭のいいお孫さんができ、智弁高校を出て、立派なお医者差になっておられます。

7 寿命

この前信者さんのお葬式に行きました。そこの奥さんからきたのですが、ご主人は最初、戦前の徴兵検査に不治の病で受からないくらいそうです。戦前の不治の病といいますから肺結核だろうと思います。戦後、身体は弱かったので近くの拝屋さんに見てもらったら、あなたのご主人は短命をいう星を持っていますよといわれたそうです。それから弁天様とご縁をいただかれ、ご宗祖さま気になっているご主人の寿命について御神示を受けられました。ご宗祖さまは寿命でも信仰によってのばせることができるのですよ。ですから信仰しなさいとおっしゃった。その通り信仰されご夫婦で教区長を勤められ長生きされました。寿命について、ご宗祖さまはよく神様から70までの命を与えられているのに、それを全うせずに50や60でなくなる人がよくあると仰っています。

8 除病

これは病気を除くのですから病をいやすということです

9 息災

身の上に災いが無く健康であることです。よく使われる用語としては息災延命があります。

10 無上

この上もなくということです。

11 菩提

本当の悟りを、菩提といいます。私たちは、最終的には、お宗祖様の教えてくださったことをよく悟って、しっかり功徳を積んで、器を大きくして、私たちは弁天様から幸せのお陰を入れていただくことです。

12 天女尊誓って曰く

弁天様の約束です。

13 もし世上に正しき心にて、我が名を聞かん者、我ありと知らん者、当にこの人のかたわらにあって福徳を授け守護したもうと

私を一生懸命信仰し、私の言ったことを守って、立派な信者になってくれたら、私は皆様の背中について、守りますよということです。
私は、「かたわらにあって」ということは、2つの意味にとっています。1つは弁天様が背中について守るという意味と、もう1つは、私たちの行動を何時も見ているということです。生活の中で私たちはには色んなことがありますが何時も弁天様が見ておられるのだと、自分を戒めながら生活しなければならないし、困ったときはお助けくださるという2つの意味に解釈しています。

by nohara4241 | 2008-01-25 10:50 | 法話礼拝経