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一生懸命やると道は開ける

一生懸命やると道は開ける

割に合わないことであっても一生懸命やると必ず道は開けると言う精神の広島にある食品会社「椿き家」の豆腐とおからの話

法話で聞いたお話です。



社長さんは5才の頃、胃潰瘍になった。理由は農薬の薬の入っていた袋をかぶり遊んでいたからでした。
この経験から身体によい豆腐の製造を思い立ち、特許権者の許しを得て、大豆と水と苦汁だけの無添加豆腐とおからを作成するが値段の割高から売れなかった。
(ご存じないと思いますが普通の豆腐は10~20種類の添加物を使用しています。)
そこで世間の見る目のなさに不満を持ち、イエローハットという会社の社長鍵山さんに相談したところ貴方が社会に不満を持っても少しもよい結果は生まれないよ、「霜に打たれた柿の味」と言われ、社会への恨みを棄てました。
寒い厳しい冷たい霜にうたれることにより渋柿は甘くなる。
貴方が社会の厳しい冷たい仕打ちに不平を言っているが、社会の冷たい扱いに貴方は育ててもらってるのだよと教えてもらった。
そして、うちの会社は社員がすぐやめ長続きしない何故かなと思っていたので、社員に対して心の栄養を与えていないことに気付いた。
そこで社員に心に栄養を与える方法として、①挨拶②礼儀③トイレ掃除④親孝行の4つを始めた。
社員はやめなくなりました。
そして会社は自然食ブームの波に乗りました。
おからは、今機械が進歩し精密になり、おからはできず完全なカスしか出てきません。
従ってこの会社ではこのカスに豆乳を混ぜて大豆の皮(?)等を混ぜて特別に製造するそうで、とてもおいしいと聞いています。
このオカラがおいしいので豆腐もきっとおいしいだろうと豆腐が売れ出し、数年前1日に10万個製造し、年商11億円です。
この会社は、割に合わないことであっても一生懸命やると必ず道は開けると言う精神で、少しでも社会に役立ちたいとアトピー患者等需要の少ない方々のための豆腐を製造しています。