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妙音新聞32号 まこと(前号の続き)祈りと善根功徳行

妙音新聞32号から まこと(昭和30年1月7日、妙音32号)

まこと(妙音31号の続き)祈りと善根功徳行 神代智弁尼

(編集項目:ブログ者)
1 教えられたこと実行しましょう。果報は寝て待てではいけません。
2 祈り、ご祈祷をしているが願いが成就しない
3 祈りと善根功徳行をされる方に本当のお救いがある



1 教えられたこと実行しましょう。果報は寝て待てではいけません。

皆様、新年おめでとうございます。
昨年中は色々と弁天宗のためにご厄介になり、有り難うございました。
厚くお礼申し上げます。
今年も皆様の幸せのためにお互いに努力いたして参りましょう。
皆様も頑張ってください。
私も頑張ります。
私達お互いは兄弟と親子と同じです。
手を取り合ってみんなの幸せのため、日本の幸せのため、世界の幸せのため努力致して参りましょう。
この道義の地に落ちた貧困な日本を救うのは、私達弁天宗の信者がやるのだという大きな希望を持って、力強く進み行かねばなりません。
苦しいことも楽しいことも分かち合って、共に信仰を深めて参りましょう。
口で言ったことは実行しましょう。
教えられたことは必ず守って実践して頂かねばなりません。
そうすることによって私達は救われます。
心からの幸せがやってくるのです。
果報は寝て待てではいけません。
働きましょう。
お互いに自分お仕事に熱意を持って精を出してください。
弁天様はそのような方々を決してお見捨てになるような事はありません。
必ずお救いを頂けるものと信じます。
希望を持って1歩1歩前進して参りましょう。
去年からこの妙音に毎回まずい筆を取って参りましたが、今年もずーと続けて参りたいと思っています。
どうかわかりにくい点も多いと思いますが、皆様も続けて読んで、そして自分のものとして頂きたいと考えます。
信仰は耳からも目からも絶えず入れて頂くことが肝心です。

2 お祈りし、ご祈祷をしているが願いが成就しない

ですから今年も、私の毎日の体験から実際に救われた人達のお話をして参ります。
他人のことだと思わずに、自分の身に引き比べて信仰の糧として頂きますように。
このお話は、私のお教えすることを素直に実践して頂いて大きなお徳を頂いたというお話しです。
皆様もよく知っておられると思うのですが、大和香久山の東島さんというお方のお話です。
東島さんの本家は有名な酒造会社ですが、この度この分家の東島さんが種類販売店を出すことになったのです。
この分家の東島さんは。
古い弁天様の信者さんですが、この方が最近ご神示を受けられました。
酒類販売店のことについてでありました。
その東島さんの申されますのには「私はずっと以前からこのことについて弁天様にもお願いもし、ご祈祷もご神代さんにお願いもしたのですが、未だに許可がおりません。
ご神代様、何故でしょう。
まだ許可が下りるには、日々がかかるのでしょうか。
早く許可を頂きたいと思っておりますのに、こんなに遅くなるのは……」と申されるのです。
東島さんはこの酒類販売店の許可を申請されておりましたが、どういう訳か中々許可が参らなかったのでございます。
弁天様にも良くお詣りし、ご祈祷もおつけになっているのはよく知っておりましたので、私もよくお願いを申していたのです。

3 祈りと善根功徳行をされる方に本当のお救いがある

このご神示に来られた時、私は『貴女は、古い弁天様のご信者であり、信仰も大変深い方でありますが、只それだけではダメなのです。
貴女はもっと人のため“まことを尽くす”ことを知らねばなりません。
只弁天様にお願いし祈るだけではダメなのですよ。
弁天様は深いお慈悲によってそのような方々にもある程度のお救いは下さいますけれど、それは実際のお救いとはいえません。
本当の大きなお救いを頂くにはそれだけではダメですよ。
お願いしお祈りする事も勿論大切ですけれど、それと共に「行」がなければならないのです。
祈り、行をされる方には、弁天様は本当のお救いを下さるのですよ』と教えて上げました。
東島さんは「よく分かりました。そのように実行します」といってお帰りになられました。

それから暫くし日が経ってから本当に許可が下りたのです。
あれほど難しいとされておりました許可が下りたのです。
それは東島さんがあの日に言った私の言葉を実践され、ある日茨木の本部の奉仕に行かれました。
祈るだけではダメなのだ。
私も世の人のために尽くさなければと思われたのですね。
そうするとどうでしょう、東島さんが茨木へ奉仕に行って留守の間にその下りにくかった許可が下りたのです。
偶然の一致言ってしまえばそれまでなのでしょうが、東島さんがそのような心を起こされ、茨木の奉仕に行って仕事をされている最中に許可が下りたというのです。
有り難いことではありませんか。
本当に東島さんは喜んで感謝されています。
弁天様本当に実践される方々には目に見えたお救いを下さるのですね。
私たちもよく反省してみましょう。
実際に行っているかどうか。
自分の助けられたいことばかり考えてはいけません。
今年1年このことを実行してください。
必ずお救いが頂けることと信じます。