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三礼について

弁天宗の三礼について

1 三礼をする場所
1) 大阪茨木市冥應寺
2) 奈良県五條市如意寺
2 正規の三礼をするところ
3 正規の三礼をしないところ
4 三礼について(お運び席教本110p~111p)
5 四恩に関する疑問




1 三礼をする場所

1) 大阪茨木市冥應寺

三礼する箇所は、本殿内では本殿のご本尊さま、お宗祖様、祖霊殿のご本尊さま、護摩殿のご本尊さま、水子の塔の慈母弁才天、位牌奉祀室の水子の位牌

2) 奈良県五條市如意寺

本堂ご本尊さま、宗祖伝のお宗祖様、祖霊殿の弁天さま、護摩殿の弁天さま、御廟のお宗祖様お墓、第1世管長様のお墓、その他にも位牌を安置してあるところお堂がありますが略します。

2 正規の三礼をするところ
前礼(懺悔、感謝、祈り)、後礼(ご本尊さまへの感謝、お宗祖様への感謝、両親等への感謝)をする正規の三礼をする対象

大弁才天経の三礼に該当するのはご本尊さま、弁天様、慈母弁天様、お宗祖様のようです。

3 正規の三礼をしないところ
懺悔、感謝、祈りのない唯(頭を下げる意味で)3礼をする対象

水子の塔の奉祀室の水子位牌への礼、御廟の第1世管長様のようです。
しかし、信者のつとめ21pには奉祀室の水子の位牌にも三礼するとなっています。
水子の位牌に対してご本尊さまと同じ三礼をする記述には、頂けませんね。
また、信者のつとめでは「第1世管長様のお墓に参ることは記述がありませんので、お詣りをしてはいけないのでしょうか。功績のあったお寺の管長様にはお詣りをするのではないでしょうか。

1年ほど前、ある先輩信者に同じ仏壇でする朝夕のご本尊さまへのお勤めとご先祖様を供養する時の礼拝はいかにあるべきかと尋ねましたら、ご本尊さまにも三礼し、ご先祖様にも三礼して貰いたいと指導を受けました。
私は三礼するのは分かるがご先祖様を供養するのに前礼で「懺悔、感謝、祈り」、後礼で「ご本尊さま感謝、お宗祖様感謝、ご先祖様感謝」はおかしいのではないか。祈り自体がおかしい、ご先祖供養のための読経であり祈りではないはずだ。
ご先祖様に感謝の供養で読経するのに何故ご本尊さま、お宗祖様の感謝するのかと言う質問には、3回礼をすることが弁天宗の作法だからと言う回答でした。
ではお運びの時に開始のご真言を上げ、終了時のご真言を上げるときは1礼ではないですか。
作法だからというのは理屈が通らないと言いますと先輩信者は、弁天宗の決心信者であれば作法ですから3回して下さい。
決心信者でなければ1回でもいいですよと言う回答でした。

この度、別の先輩信者に、御廟の第1世管長様のお墓に参るのに三礼は必要か、前礼の懺悔・感謝・祈り、後礼のご本尊さま・お宗祖様感謝、ご先祖様等感謝をするのか聞きましたら、三礼をする。
しかし前礼も後礼も唯頭を下げるだけで懺悔、感謝、祈り等は不要であるという回答でした。
第1世管長様が亡くなられてから、この辺を深く検討していないように思います。

4 三礼について(お運び席教本110p~111p)

前礼(懺悔、感謝、祈り)後礼(ご本尊さま感謝、宗祖さま感謝、四恩に対する感謝)となっており、信者のつとめ21pの注②では、四恩。
心地観経による父母の恩、衆生の恩、国王の恩、三宝の恩を指しています。
弁天宗では父母の恩、すべて生命のあるものの恩(衆生の恩)、国の恩(国王の恩)、ご本尊さま、み教え、宗団の恩(三宝の恩)と解釈しています。

5 四恩に関する疑問

お宗祖様と高野山大学を出られた第1世管長様が在世の時の三礼についての記事には四恩はありません。
王様の地位を捨てて、修行に出たお釈迦さまには、世間の地位階級には関心がないはずです。

四恩の中の三宝の恩はご本尊さま、宗祖さまにすでに前の礼で感謝しているのですから重複します。
現在の自由主義、共産主義の国家内で国主が居るのはイスラム諸国と独裁政権の国だけです。
日本には、国王が居ないです。死語を大事に抱えてその効用を説明しているのですから。
国王の恩と書く執筆者に無責任さにあきれます。

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