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妙音2号 如意寺造営の感謝

昭和26年5月17日妙音新聞2号(神代 智辯尼)から

感謝(如意寺造営の件に関するお宗祖様の感謝)

この度講元様方のお集まりである理事会で、ご本尊大弁才天女尊を奉斎いたします「ご本殿」と「拝殿」をご造営下さる事が決められましたとのことですが、
大弁才天様の御神徳の崇高とご慈悲の深く広いことは
今更私が申し上げるまでもなく、ご信仰の厚い皆様方には充分体験せられています事と存じます。
そのご神徳によりましてご参詣なさるご信者は日ごとに増えて参ります。
その信者方のご熱心に私も神の御心に従いまして1人でも多くの参詣せられます方達にご神事をいただいて喜んで頂くように、毎日自分に堪えられます限り努めておりますが、
現在のままではその数に限りがありまして、折角お忙しい中をご参詣せられながらご神示を受けられず、不本意に帰られて行く方が相当多数見受けて、本当にお気の毒に存じております。
この度ご本殿がご造営と決まりましてその落慶せられました上は、神様のお示しに従いまして、また信者の皆様方のご要望も取り入れ改革いたしまして、
1人でも多くご満足して頂けることと心から喜んでおります。
しかし、物価の高い折柄多額の経費を要します。この大事業を完成下さいますには、信者の皆様方のご苦労は一通りのことではないと十二分にお察し申し上げます。
この造営の大事業の完成は、取りも直さず皆様方の心が神のみ心に通じる事でありまして、その善根の因が世の多くの不幸な人達を救う実となり。
その実から美しい花が咲いて再び実を結ぶこととなります。皆様方のご苦労をただいまよりお察しいたしますと共にこの大事業の完成に、私も大弁才天様に一心におすがりいたします。
妙音の紙上をかりまして皆様に厚く感謝申し上げます。  合掌